休校や学級閉鎖、昨季ピーク上回る=集団感染は8000件超−新型インフル
厚生労働省は15日、インフルエンザが原因で10日までの1週間に休校や学級閉鎖を行った保育園や小中学校が5755校に上り、昨季のピーク時(4105校)を上回ったと発表した。同省は「まさに流行の坂を上っている」としている。
同省によると、休校や学級閉鎖の措置を取ったのは6476校(高校721校を含む)で、前週の3403校からほぼ倍増した。
昨シーズンは、季節性インフルエンザが昨年12月から流行入りし、今年5月に終息。1月下旬にピークを迎えたとされる。
昨シーズンのデータに含まれない高校分を除くと、ピーク時に休校などを実施したのは4105校で、患者数は計9万2389人だったという。
また、新型インフルエンザの集団感染の発生件数(5〜11日)も、前週の1.48倍に当たる8047件に増加。東京都で844件から1371件に増えて1000件を突破するなど、都市部を中心に依然として流行が広がっている。
2009年10月15日16時52分 時事通信